国際子ども図書館は大人向け?

  • JR上野駅 公園口から徒歩15分
  • 開館時間 9:00〜17:00
  • 休館日 月曜日、祝日、年末年始

 上野の国立科学博物館に行った後、母が興味のあった国際子ども図書館まで足を伸ばしました。
 科学博物館から、子供の足で5分強。上野公園の混雑からちょっと離れると素敵な建物が見えてきます。明治39年(1906年)に建てられた帝国図書館の建物で、国際子ども図書館を開館するに当たって、安藤忠雄氏が改築したルネサンス様式の洋館です。この建物は一見の価値有り。


 1Fは子どもの図書室とカフェ、2Fが18歳以上が利用出来る資料室、3Fが企画展示室とメディアコーナー。子どもが主に利用出来るのは1Fの「子どものへや」。絵本や児童書があります。また、土日には「おはなしのへや」で読み聞かせもあります(但し、日に1回のみ。要確認)。貸し出しはしてません。
 

 この図書館は、大人のための「子ども図書館」だと思います。特に研究者とか、普段手に入りにくい絵本を探してるとか、そういう特別な事情がある人の。
 何故かというと、メインに利用する「こどもの部屋」は、意外と狭く、図書室といった趣。子どもが座って本を読むスペースは少ないです。机がなく、小さなイスが置いてあるだけの所もあるので、本を手に持って読めない小さな子には不向きなんですよね。靴を脱いで座って読む様なスペースもないので……。なので、特に一歳児の次男君には本を読んであげにくかったです。
 また、蔵書もぱっと見た感じ、開架の棚に置いてある物は他の大きな図書館の子ども向けのコーナーとはかなり違う、という印象もありませんでした。子どもの本は定番だからだと思いますが、長男君が読んでいたのはトーマス(原作の方)、次男君が読みたがったのは「のりもの」の本。
 なので、特別な本を探しに行くのでないのであれば、わざわざ上野まで足を運ぶ必要はないかなぁ、と。貸し出しもないわけですし。
 ひょっとしたら、絵本とかよりも児童書の方が充実しているのかな?


 1Fのカフェとお庭は、誰でも利用出来るので、上野公園の喧噪に疲れたら足を伸ばして休憩するのにはいいかもしれないです。休憩目的の人もたくさん来てました。テラス席もあって、気持ちよさそうでした。あ、でも、ご近所の東京芸大のカフェの方が良いという話も聞きますので、お好みで(苦笑)。
 ちなみに、写真はお庭の方からテラス席を撮りました。ベビーカーだと、カフェを通らないと庭に出られません(出られることは出られますが段差有り)。