まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけんシリーズ

あおだすすめすすめ―まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん

あおだすすめすすめ―まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん

 トーマス好きの長男君が図書館で借りる本と言えば、さらに機関車の本。最近は、このまっかなちっちゃいきかんしゃシリーズがお気に入りのようです。全部で6冊出ています。


 きかんしゃは擬人化されておらず、人間の主人公は機関士のダフィ。たまに車掌のジャックも出てきます。機関車ものでは定番の、古くさいと言われたり、遅れないように急いだり、ひとりでに走っちゃったり、急行列車と競争したり、といった展開なのですが、でも飽きさせないです。
 汽笛や機関車の走る音などの擬音が面白くて、長男君はそこが大好きで、一緒に口に出して読みます。
 それから、細かいところまで描き混んだ絵が素敵。見開きのページの大きな絵は、風景に広がりを感じて楽しいです。上の画像みたいに小さくなってしまうと、ごちゃごちゃした感じに見えますけど(苦笑)。それだけ細かく書き込んであるってことで。


 シリーズの中でセザリンが一番好きなのは、「あおだすすめすすめ」かな。気が付かないうちに、フランスやスペインやイタリアまで行っちゃうってお話。ちっちゃいきかんしゃの舞台はイギリスとは明言されていないのですが、この本を読むとイギリス舞台ということが推察できます。イギリスとヨーロッパの距離感が理解できる大人の方が、はらはらしちゃうんです。一体、まっかなちっちゃなきかんしゃは、ちゃんとイギリスまで帰れるのかって(笑)。