一時間半の飛行機なのに

 
 家族で北海道に行きました。
 長男君はもう幼稚園児でだいぶ聞き分けよくなってきたし、次男君はまだ1歳になってないから抱っこで十分だし、と思って、飛行機に乗る前の綿密な計画を今回は立てずじまいでした。というか、あまりに忙しすぎて、子連れで楽に飛行機に乗るには、的な事はすっかり失念していました。
 そして、それが不幸の始まり……(涙)。


 事前にお土産を買わずに空港で買おうと思い、品定めに予想以上の時間がかかって、お昼をちゃんと食べる時間はナシ。羽田の第一ビルのキハチからは飛行機が見えて、長男君もセザリンもお気に入りのレストランなのに。
 仕方なく空弁を買って(これはこれで美味しかったですが)、出発ゲートの近くのベンチで食べる事にしました。
 そうしたら、なんとここで! 長男君がペットボトルのお茶をこぼしたですよ。しかも大量に……。ベンチの上に水たまり出来るくらいで、しかもそこに座っていた長男君は半ズボンはもちろんパンツや下着のシャツまでびしょびしょ(涙)。
 次男君ならともかく、もう長男君のお着替えセットなんて肌身離さず持ち歩いていませんてば。
 というわけで、昼食も中断。出発時刻も迫っているので、取り敢えず売店でタオル、ベビールームでオムツを買って、ダンナが持っていた冷房対策用パーカーを着せて急場をしのぎました。到着空港で荷物が出てくるまではその格好。
 動きが取れない時は、長男君の年齢でもお着替えは持っていた方がよいという事を学びました(涙)。


 一方、次男君は飛行機の中でぐずぐず。
 長男君が同じくらいの年齢の時に飛行機に乗った時には、ずっと抱っこされていれば問題なかったので、まさかそんなにぐずられるとは思っていませんでした。しかも航空会社も経費削減なのか、もらえるオモチャが明らかにランクダウン。機内で飛行機のオモチャをもらって遊ばせようと思ったけど、そんなのはありませんでした。0歳児に折り紙とミッキーさんのファイルでは役に立ちません(涙)。
 しかも運悪く、天気が悪かったので、シートベルトサインがなかなか消えない。そして、着陸前も通常より早く付く! 立ってあやせばまだましでしたが、付いてしまえば動きが取れず。特に着陸前は眠気もあって泣きも入っちゃうし。着陸したらすやすや寝てましたよ。


 今回は、長男君に席が必要で、家族4人で3席になるで、3席並んでいる席ならば余裕だろうと思って、クラスJはとりませんでしたが、これは普通の席で大丈夫でした。
 でもクラスJは肘掛けが上がらず、隣り合った席の間に子供を座らせるという事が出来ないのもあって避けたのですが、行きはエコノミーでも肘掛けが上がらない機材でした。これはちょっと不便。
 まあ、座らせようと思っていた次男君はぐずぐずでそれどころではなかったのですけど。


 とにもかくにも、子連れで飛行機には何度も乗りましたが、こんなに苦労したのは初めてでした。
 子供が2人、というのはやはり予想外に労力ですね。
 やはり、大きくなったからとか二人目だからと油断しないで、ちゃんと準備しておくに限ります。